【厚生労働省】ERFS(エルフス)の登録、申請方法💻🌎✈

 

 

こんにちは!申請取次行政書士の秋元です。

 

今回は、最近お問い合わせが多い《入国者健康確認システム:ERFS(エルフス)》について、実際に申請してみた感想も含めてその手続きについてご案内します。

 

ERFS(エルフス)とは、

外国人が新たに日本に入ってくるときに必要な『受付済証』を発行するために使う厚生労働省のシステムのことです。

 

この手続きが必要なのは、商用・就労等の目的の短期間(3か月以下)の滞在者又は長期間の滞在者(観光目的以外)です。

 

外国人の雇用の場合、この『受付済証』がないと在外公館で就労ビザが発行されません。

この申請は、日本にいる受入機関(責任者)が行います。

 

通常、外国人が新たに日本に入国するためには、「在留資格認定証明書」(COE)を出入国在留管理庁で取得し、それをその国にある日本大使館や領事館に提出すれば、日本への入国ビザが受け取れます。

 

しかし、現在は新型コロナウイルス対策のために日本への入国が制限されており、この在留資格認定証明書に加えて、この『受付済証』も一緒に提出することが求められています。

 

【申請方法】

 

①受入責任者ログインID申請

 

まずは、受入責任者がERFSを使うためのログインIDをとる手続きをします。

 

外国人新規入国オンライン申請のためのログインID申請サイト (mhlw.go.jp)

 

 

★法人は会社法人等番号を、個人は水際対策措置代替法人番号(別紙リストで確認。)

 

★メールアドレスは、フリーメールは不可。(個人事業主はOK)

 

★gBizIDは、なければ入力しなくて問題なし。

 

 

必要な箇所を全部入力できたら、「確認」と書いているところを確認してチェックをいれて、「申請」ボタンを押してください。

 

私の場合、1時間後にERFSからメールが届きました。

※「ログインID申請受理:証明書の送付につきまして」というメール

 

 

②ERFS(エルフス)での外国人の入国事前申請

 

ログインID申請受理のメールに3つの資料が添付されています。

 

(1)証明書

(2)証明書のパスワード

(3)ログインパスワード

 

まずは

(1)証明書をパソコンに保存します。

 

(2)証明書パスワードを使って証明書をインストールします。

 

ログインID申請受理のメールに記載にあるサイトにアクセスして、ERFSのログイン画面が表示されれば証明書のインストールが完了していることになります。

 

ログインには、(3)ログインパスワードを使います。

申請IDは、登録したメールアドレスです。

 

ログインをしたら〈入国事前申請 登録〉画面で入国者の情報を入力していきます。

事前に登録していた受入責任者に氏名、住所、連絡先も反映していますので、間違いがないかどうか確認しましょう。

 

★入国者の名前(パスポートの表記と同じように)

★国籍(ローマ字3文字)

★生年月日

★性別

★パスポート番号

★入国予定日

★入国者のメールアドレス(入力しなくても大丈夫です)

★滞在場所(入国後すぐに滞在する場所の名前)

★滞在場所の住所

 

この入力情報がそのまま『受付済証』に反映しますので、誤記載のないようにしっかり確認してください。

(入国予定日は『受付済証』には記載されません。)

 

登録がおわったら〈入国事前申請 提出〉画面から申請をしてください。

 

その後〈入国事前申請 一覧〉画面で状況を確認します。

※🔍マークを押すと一覧が出てきます。

 

申請者の欄の✏マークを押すと詳細が確認できます。

ここで『受付済証』のpdfをダウンロードすることができます。

 

私の場合、申請後10分位で『受付済証』が発行されました。

 

この『受付済証』を入国者本人に送付し、プリントアウトしたものを大使館等に提出してください。

 

 

手続き自体は難しくないのですが、操作の仕方がちょっと分かりにくい印象でしたので、今回ブログにまとめてみました。

 

申請される方の参考になれば幸いです。

 

日本への入国を待っている人は、わかっているだけで40万人もいらっしゃるそうです!

 

水際対策は難しい問題ではありますが、何か手続きでお困りでしたらお気軽にご相談ください。