【FPの目線】新しいNISAの気になる疑問Q&A

 

こんにちは。FPの秋元です。

 

2014年に創設された一般NISA、2018年創設のつみたてNISAが、2024年1月から拡充されます。

 

その背景にあるのは「新しい資本主義」と言われており、資産所得倍増プランにより5年間で投資経験者、投資の倍増を目指しています。

 

新しいNISAの内容についてはいろんなところで解説されているので、私のブログでは気になる疑問をまとめてみました。

 

 

Q1:現行NISAを利用している人はどうなりますか?

 

A1:同じ金融機関で新しいNISAの口座が自動的に開設されるなど手続きが簡略化されています。

ただし、非課税期間終了後に、現行NISAの商品を改正後の新しいNISA制度に移管が必要になります。

 

 

Q2:値上がりすると、非課税枠は減りますか?非課税枠の再利用とは?

 

A2:非課税限度額(1,800万円)は簿価残高で管理されます。売却したら簿価分の非課税枠を翌年以降再利用できます。

 

 

Q3:海外赴任した場合、NISAの口座はどうなりますか?

 

A3:出国後5年以内はNISA口座で非課税のまま保有が可能です。5年を超えると一般口座に払い出しされます。

 

 

Q4:つみたて投資枠の積立額の変更やボーナス月の増額はできますか?

 

A4:可能です。家計の状況に応じて投資ができます。

 

 

Q5:売却後の利益や損失について確定申告の必要はありますか?

 

A5:売却益、売却損について現行制度と同様に申告の必要はありません。損益通算はできないので注意。

 

 

Q6:相続発生時、非課税のまま相続人に引き継げますか?

 

A6:相続人のNISA口座には引き継げません。特定口座か一般口座に移すことになります。相続発生時までの含み益には課税されず、その時点の評価額相続財産に加算されます。

 

 

国の方針として投資人口を増やしたいということは、国に頼らず自分の資産は自分で守りなさいと暗に示されているのかなとも感じます。

 

投資なのでもちろん損がでることもあります。

知識を身につけ、使える制度はうまく使って、賢く投資していきましょう!