【東京都】「従業員を守る!カスタマーハラスメント防止対策推進事業― 企業向け奨励金第2回募集に向けた最新情報」

 

 

こんにちは。行政書士の秋元です。

 

顧客からの過度なクレームや不当な要求といった「カスタマーハラスメント(カスハラ)」は、従業員の心身に深刻な影響を与え、離職や業務停滞の原因となっています。

 

東京都はこの問題に対応するため、2025年4月に 「東京都カスタマー・ハラスメント防止条例」 を施行すると同時に、中小企業・個人事業主を対象とする 奨励金制度(1事業者あたり40万円) を創設しました。

 


 

【カスタマーハラスメント防止対策推進事業― 企業向け奨励金】

奨励金制度の概要

対象者:

東京都内で事業を営む中小企業または個人事業主(従業員300人以下、都税の未納がないことなど)

 

金額:定額40万円

 

要件:

① カスハラ対策マニュアルの作成・改定および社内外への周知

② 録音・録画設備の整備、AIシステムの導入、外部研修や専門家活用のいずれか1つを実施

 

第1回募集の動き

第1回募集は開始直後から多くの申請が集まり、予定より早く受付が締め切られました。

このことからも、企業がこの助成を強く必要としていることが分かります。

 

 

第2回募集について

正式発表済みの内容

申請受付期間       令和7年9月24日(水) ~ 令和7年10月24日(金) 17:00まで。

ただし、申請件数が1,000件を超過した場合は、10月24日17時を待たずに締め切られる。

奨励金額              定額 40万円。

※第3回も予定されているようです。

 

 

支給対象要件

マニュアル整備(作成または改定)+実践的な対策を行った都内中小企業等。

マニュアルには「必須項目」がすべて含まれていること。条例への言及、章立てのみでは不十分。社内周知も必要。基本方針を社内外で周知すること。

 

申請件数の上限    1,000件。

これを超えると期間内でも受付終了の可能性あり。

 

 

注意呼びかけ

申請受付前で「募集要項をよく読むこと」が案内されており、マニュアルの内容・必須項目の漏れ、条例の言及などが重視される。

 

※現時点(2025年9月時点)では、第2回の正式な募集要項はまだ公表されていません。

ただし、東京都公式サイトでは「第2回の実施が予定されている」と案内されています。

 


 

 

第1回と同様に「募集枠(上限件数)」が設定される可能性が高く、早期終了のリスクがあります。

 

申請には GビズID(プライム) の取得や電子申請システム「jGrants」の利用が必要となる見込みです。

 

 


 

 

【今から準備できること】

★マニュアルのドラフト作成

必須項目(条例への言及・基本方針の明記など)を盛り込み、事前に社内確認を進めておく。

 

★実践的取り組みの候補を決定

録音・録画機材の導入か、外部研修か、あるいはAIシステムか。自社に最も適した方法を検討しておく。

 

★申請に必要なアカウント準備

GビズIDは取得に時間を要するため、まだの方はすぐに手続きを。

 

★証拠書類の整理

契約書や研修受講記録など、申請時に必要となるエビデンスを整備。

 


 

 

東京都のカスハラ防止奨励金は、従業員保護と職場環境改善を目的とした強力な支援策です。

 

第2回の募集要項はまだ正式に公表されていませんが、早期終了となった第1回の経緯を踏まえると、事前準備が成功の鍵になります。

 

制度を最大限に活用するため、今のうちから体制づくりと申請準備を進めましょう。

 

 

出典:【東京都】カスタマーハラスメント防止対策推進事業 企業向け奨励金 | 奨励金40万円

 

 

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