【ビザ】在留資格の審査期間、いまどれくらいかかってる? 〜令和7年2月の最新データから見る現状と実務のリアル〜
こんにちは。行政書士の秋元です。
入管業務を専門とする私たちにとって、審査期間の最新情報は非常に重要です。
今回は出入国在留管理庁が発表した「在留審査処理期間(令和7年2月)」のデータから、最新の傾向や実務上のポイントをお伝えします。
■ 経営・管理ビザは平均106日!準備は早めに
まず目を引くのが「経営・管理」ビザの認定証明書交付までの平均日数です。
106.2日、つまり3か月半以上かかっています。
実際の現場でも「予想より時間がかかった」「進捗が見えなくて不安だった」という声を多くいただきます。
対策
経営・管理ビザを検討されている方は、申請の3〜4か月前から準備を始めることが必須です。
書類の不備や追加提出があると、さらに時間がかかることも。開業時期とのズレが生じると大きな損失にもつながりかねません。
■ 永住許可は329日!一年がかりの審査に
永住許可申請の審査日数は329.3日。ほぼ1年です。
この期間は「許可を告知するまで」の期間であり、実際に永住カードを受け取るまでにはさらに日数がかかります。
対策
審査基準が厳しく、提出書類の内容も非常に細かく見られます。
年収、納税、勤務実績など「過去の積み重ね」が問われるため、1日でも早く準備に取りかかることが成功のポイントです。
■ 技術・人文知識・国際業務ビザも約2か月
外国人社員の採用で一番多い「技術・人文知識・国際業務」ビザは、認定証明書交付までの平均日数が54.9日(約2か月弱)でした。
とはいえ、4月の新卒採用時期や繁忙期にはさらに長くなる傾向があり、実際には3か月近くかかった例もあります。
対策
企業の採用計画と合わせて、「いつから働けるのか」の見通しを早めに立てることが大切です。
■ 特定技能1号ビザは約2か月強
人手不足解消のために設けられた「特定技能1号」ビザの認定証明書交付までの平均日数は58.4日(約2か月強)です。
技能試験の合格証明や受入れ機関の支援体制など、多くの書類が必要となるため、審査期間が長引く傾向があります。
対策
申請者の資格要件(試験合格や実務経験)を明確に証明できる資料を準備することが重要です。
また、受入れ機関の支援計画書の内容も審査に大きく影響するため、企業側の支援体制を明確に説明することが求められます。
■ 審査は“機械的”ではない、“人が見る”からこそ時間がかかる
データを見て、あらためて感じたのは「入管の審査は人の目で行われている」ということ。統計上の日数に差があるのも、その証です。
行政書士として、多くの申請書類を見てきましたが、たった1枚の書類の不備が数週間の遅れに繋がることも少なくありません。
逆に、根拠をそろえて丁寧に書類を整えれば、想定より早く許可が下りることもあります。
■ 正確な情報と、準備の質が“時間”を変える
審査期間が長くても、あらかじめその期間を想定していれば不安は減らせます。
さらに、書類の質が高ければ、追加資料の提出を求められることも少なくなり、結果的に審査期間も短くなる可能性があります。
私たちの事務所では、「見えない不安」を「見える安心」に変えるサポートを心がけています。
在留資格でお悩みの方、ビザ申請を予定されている企業の方は、ぜひ早めにご相談ください。
出典
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