【令和10年、相続の景色が変わる】銀行・証券大手7社が一括対応へ “窓口巡り”が過去になる日

こんにちは。行政書士の秋元です。
相続のご相談を受けていると、よくこんな声をいただきます。
「何から始めればいいのか分からない」
「同じ書類を何度も出していて大変」
「銀行ごとに手続きが違って混乱する…」
実際、現在の相続手続きはとても“アナログ”です。
- 戸籍を出生から死亡まで集める
- 銀行・証券会社ごとに個別対応する
- 同じ書類を何度も提出する
ご家族を亡くされた直後に、この作業は決して軽いものではありません。
ですが今、この相続の風景が大きく変わろうとしています。
令和10年、相続の景色が変わる
大きなポイントは、次の4つです。
- 銀行・証券の相続手続きが一括対応へ
- 「消えた口座」を探せる制度が開始
- 行政手続きのデジタル化が進む
- 便利になる一方で、相続登記の義務は厳格化
★銀行・証券の垣根を超える「一括対応」へ
銀行・証券大手7社とNTTデータによる新しい相続手続きプラットフォームが検討されています。
「みらいたすく」と呼ばれるこの仕組みは、金融機関を横断する共通インフラです。
導入スケジュール
- 2026年秋頃:運営会社の設立
- 2027年夏頃:試験導入
- 2028年秋頃:全国展開
オンラインで一度情報を入力することで、複数の金融機関への手続きにつながる仕組みです。
ポイント
窓口を何度も回る負担を減らす方向に進んでいます。
ただし「完全ワンストップ」ではありません
「一括対応」といっても、すべてが1回で完了するわけではありません。
- 相続人の確定は別途必要
- 遺産分割の整理も必要
- 不動産や税務は別手続き
「楽になる」けれど、「何もしなくてよくなる」わけではないという点が重要です。
★「消えた口座」を探せる時代に
相続時預貯金口座照会制度により、全国の金融機関に口座の有無を確認できるようになりました。
- 1回の申請で全国照会
- 手数料:5,060円
- 口座の有無のみ確認可能
注意点
マイナンバー未紐付け口座は対象外の可能性があります。
★行政手続きもデジタル化へ
行政のデータ連携により、相続手続きはよりシンプルになる方向です。
- 書類提出の削減
- 手続きの連携
- ワンストップ化
方向性
一度出せば何度も提出しなくてよい社会へ。
★相続のルールは厳格化
2024年から相続登記は義務化されています。
- 3年以内に申請
- 未対応は過料対象
放置せず、早めの対応が重要です。
まとめ
- 相続手続きは効率化が進む
- しかし判断の重要性は増す
- 早めの整理が大切
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【参考・引用ページ】
- NTTデータグループ「金融業界横断の相続手続き一元化プラットフォーム『みらいたすく』構築に向けた基本合意について」
https://www.nttdata.com/global/ja/news/topics/2026/040800/
- 預金保険機構「相続時預貯金口座照会のお申込みにあたって」
https://www.dic.go.jp/katsudo/content/souzokuji_yotyokinkoza_no_omousikominiatatte_20250423.pdf
- 法務省「相続登記の申請義務化について」
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00599.html
- デジタル庁「ベース・レジストリ」
https://www.digital.go.jp/policies/base_registry