【相続・成年後見】生命保険契約照会制度が始まりました!

こんにちは、行政書士の秋元です。

 

皆様は、親や配偶者がどこの保険会社で契約をしているのかご存知ですか?

 

実際は、家族が亡くなったり、認知症になってしまったりした時になってはじめて困ることも多いかと思います。

まったく手がかりがない場合、今までは一社ごとに問い合わせをするという手間も時間もかかる方法をとるしかありませんでした。

 

そんな悩みを解消してくれる制度が、2021年7月にスタートしました!

 

生命保険契約の有無を照会することができる《生命保険契約照会制度》です。

 

★制度の概要★

 

☆照会対象者

①平時の死亡

②認知判断能力の低下

③災害時の死亡もしくは行方不明

によって生命保険契約に関する手掛かりを失い、保険金等の請求を行うことが困難な場合

 

①の場合の照会できる人

・照会対象者の法定相続人

・照会対象者の法定相続人の法定代理人または任意代理人

 

②の場合

・照会対象者の法定代理人(成年後見制度を利用している場合)

・照会対象者の任意代理人(任意後見制度を利用している場合)

・照会対象者の任意代理人(上記以外)

・照会対象者の3親等以内の親族(およびその任意代理人)

 

③の場合

・原則として、被災された方のご家族(配偶者、親、子、兄弟姉妹)

 

この制度を利用するには、照会者の本人確認や戸籍謄本等のコピーや対象者1人当たり3000円に費用がかかります。

照会者から指定された照会対象者が保険契約者または被保険者となっている生命保険契約の有無について調査依頼を行い、加盟会社による調査結果(生命保険契約の有無)は、生命保険協会にて取りまとめのうえ、照会者あてに回答されます。

 

調査結果は生命保険契約の有無のみであり、生命保険契約の種類の調査や保険金等の請求の代行は行ってくれません。手続き等については、該当の保険会社に問い合わせして進めていくことになります。

制度の利用含め、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。

 

生命保険協会 生命保険契約照会制度のご案内 | 生命保険協会 (seiho.or.jp)